企業の選び方②
前回のブログでは、
あなたが絞り込んだ業界に
どんな企業があるのかを知ることについて
考えました。
今回は、
実際どのように企業を選ぶべきか
を考えます。
①事業内容や企業理念、社長のキャラクターなどで選ぶ
自己分析で定義づけた自分の好き嫌いや
「自分らしさ」の観点で共感できるか。
少し直感的な要素でもありますが、
自分自身のことをしっかり言語化できていれば
企業を選ぶうえでの根拠として十分です!
②業績で選ぶ
各企業のホームページや四季報にはIR情報*1が載っています。
それらを分析することで会社の実態が数字で見えてきます。
少しポイントを紹介します。
例えば、業績がいくら黒字であっても、
資金繰りの悪い会社は倒産します。
具体的には、
貸借対照表上で現金が少なく、一方で売掛金の多い場合要注意です。
お金が手元に無い状態を表しているからです。
他にもいろいろなポイントはありますが、
決算書の見方については、また別のブログで紹介します。
これらIR情報からは、
退職率や企業が推している事業が読み取れるので
企業選びの段階だけでなく、
特に面接対策においては必読です。
余談になりますが、
実際に選考を受けることになった場合、
ホームページについても隅から隅まで
目を通しましょう。
③社風で選ぶ
①と②で優良で自分の志向に合う企業が見つかったら
実際にその企業の社員さんに会ってみましょう。
いわゆるOB訪問です。
OB訪問については、当時私も勘違いをしていたのですが、
「選考で有利になるため」
にやるものではなく、
「入社後のギャップをなくすため」
に行うべきです。
会社の雰囲気や、社内の実態は働く上でかなり重要です。
そのため、志望度の高い企業に関しては
2,3人の社員さんには会っておきたいです。
ここでお分かりになると思いますが、
志望する企業数を絞り切れないと
かなり大変になる
ということです。
そのため、今まで話してきたように
的を絞った業界・企業選びが必要になるのです。
また少し脱線してしまいましたが、
実際に働く社員さんと会うことで
会社の雰囲気を肌で感じることができると思います。
基本的には
OB訪問≠選考
なはずなので、失礼な態度や質問をしなければ、
ぶっちゃけた話も聞きつつ、肩の力を抜いて
お話してみてください。
また入社後のギャップになりうる不安要素についても
ここで聞いておきましょう。
例えば、
・営業をやりたいが、やりたい仕事はできるのか
・一年目はどんな仕事をするのか
・会社への不満はあるか
・残業は多いのか
OB訪問のやり方についても、
別で記事を書こうと思いますので、
そちらもぜひ参考にしてみてください。
さて、
①~③で志望企業を10~15社程度に絞れたら
いよいよ選考対策をしていきましょう!
*1:経営状態や財務状況、業績の実績や今後の見通しなど、株主や投資家向けの情報